格安SIMの概略、選び方の基本をまとめておきます。
格安SIMとは
従来は、格安SIMとは、従来の大手キャリア（ドコモ、ソフトバンク、au）よりも安い料金で通信サービスを提供するMVNO（仮想移動体通信事業者）が発行するSIMカードやサービスのことを指していました。
しかし、大手キャリアもサブブランド（Ymobile、UQモバイル）やネット専用プラン（ahamoなど）を提供し、従来より安価にサービスを提供するようになり、それらを含めて、格安SIMという言い方をするようになっています。
本サイトでも、MVNOだけでなく、新興の楽天モバイルや大手キャリアのネット専用プランやサブブランドを含めて紹介しています。
大手キャリア ネット専用プラン
大手キャリアは、ショップでの契約やサポートを省いたネット専用プランを安く提供しています。
| ネット専用プラン | ||
| ドコモ | ahamo | 公式サイトへ行く |
| ソフトバンク | Linemo | 公式サイトへ行く |
| au | povo2.0 | 公式サイトへ行く |
ネット専用プランのメリット
- 店頭での契約・サポートが受けられるプランに比べ、大幅に安くサービスを利用できる。
- 回線品質は大手キャリアと同じで、速度の低下もない。
ネット専用プランのデメリット
- 店頭でのサポートが受けられない
- 大手キャリアにあるネット回線とのセット割引や家族割引などの各種割引の多くが対象外
ネット専用プランが向いている人
- 回線品質は落としたくないが、安く使いたい方
- ネットでのサポート、あるいは自分でトラブルを解消できる方
大手キャリアのサブブランド
ソフトバンク、auは、サブブランドとして、Ymobile、UQモバイルを展開しています。
Ymobile、UQモバイルは、ソフトバンクモバイル、KDDIの一部門で、実際の店舗も展開しており、店頭での契約やサポートを受けられます。現在は、ソフトバンクショップ、auショップと併設されたショップとなっており、全国でサポートを受けることができます。
| ネット専用プラン | ||
| ソフトバンク | Ymobile | 公式サイトへ行く |
| au | UQモバイル | 公式サイトへ行く |
サブブランドのメリット
- 店頭でのサポートが受けられる。
- 大手キャリアより、料金が安い。
- 回線品質は大手キャリアに準じた形で、速度の低下等は基本的にない。
- ネット回線による割引や、家族割りなどの割引が充実
サブランドのデメリット
- 大手キャリアより安いが、ネット専用プランやMVNOに比べ料金が高い。（ただし、ネット回線による割引や、家族割りなどの割引が充実しており、安く使える場合もある。）
サブブランドが向いている人
- 回線品質は落としたくないが、安く使いたい方
- 店頭でのサポートが必要な方
- ネット回線割引や家族割引が使える方
楽天モバイル
楽天モバイルは、後述するMVNO（仮想移動体通信事業者）ではなく、自社で回線を保有し、サービスを展開するMNOです。
後発だけに、先行の大手３社に比べ、低価格な料金でサービスを提供しています。
スタート当初こそ、サービスエリアが狭く、auから回線を借りる形でサービスをしていましたが、現在は、自社回線も充実し、多くのエリアで大手３社並みのエリア展開となっています。
楽天モバイルが低価格な理由は、自社回線網を低価格で構築していることと、店舗網を展開せず、ほぼネットだけで完結させているからです。
楽天モバイルのメリット
- 料金が安い。
- 楽天Linkを使った通話/SMSが無料
- 自社回線だが、回線品質は大手キャリアに準じた形で、速度も速い。
楽天モバイルのデメリット
- 一部店舗もあるが、基本的にネット専用で、店頭サポートが受けられない
楽天モバイルが向いている人
- 回線品質は落としたくないが、安く使いたい方
- 店頭でのサポートが必要ない方
MVNO（仮想移動体通信事業者）
MVNO業者は、自社で回線を所有するのではなく、大手キャリアから回線の一部を借りることで、サービスをしています。
MVNOは、店舗を持っている場合もありますが、非常に少なく、基本的にはサポートはネットになります。
MVNOが安くサービスを提供できる理由は、自社で回線を所有せず、大手キャリアから回線を借りてサービスを行っていることと、サポートをネットで行っていることにあります。
| 主要なMVNO | |
| IIJmio | 公式サイトへ行く |
| mineo | 公式サイトへ行く |
| イオンモバイル | 公式サイトへ行く |
MVNOのメリット
- 大手キャリアより、料金が大幅に安い。
- プランが細かく設定されているMVNOが多く、データ容量（ギガ）や通話定額などのオプションを組み合わせて、最適なプランを安く作れる場合が多い。
MVNOのデメリット
- 大手キャリアより回線速度が遅く、特に平日昼間などのピークタイムは、著しく速度低下する場合が多い
- MVNOの中でも回線速度には差があり、どこでも同じわけでなく、注意して業者を選ぶ必要がある。
MVNOが向いている人
- とにかく通信料金を抑えたい方
- 通信速度には、それほどこだわりのない方
まとめ
格安SIMは、「安くて柔軟」な通信プランを求める方に適した選択肢です。特に、スマートフォンをよく使うけれども、通信費を抑えたい人にとって非常に魅力的です。一方で、通信速度やサポート体制に妥協できるかどうかが重要なポイントです。
興味がある方は、自分の使用状況に合ったプランを提供している事業者を比較検討してみましょう！
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